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ついにSIGGRAPH Asia 2019、ポスター発表の出番がやってきました。
会期中にポスターが掲示され、自分の発表タイム中はポスターの前に立っていて来られた方に説明するという形態でした。初の学会発表です。近くに同じくポスター発表の慶応の学生さん方がいたので、「どんな研究やってるんですか〜?」「観光しました〜?」みたいな立ち話をして緊張をほぐしていました。
この日に備えて、スライド作りや聞かれそうな質問をたくさん考え、英語で答えられるよう練習していました。おかけで、無事やり取りすることができ、質問にも答えることができました。準備って大事だなあ...と実感しましたが、本当は準備せずとも柔軟に対応できるような神になりたい。あと発表研究の分野専門の先生が来られた時は流石にビビりました。
日本人の方がかなり多くいらっしゃった記憶があります。筑波大の先生も何人か来てくださりました。そもそもシグアジ2019の参加者、日本人の割合がかなり高かったです。
途中、学生ボランティア(SV)の方が来られて、質問して下さりました。とても気さくで優しい方で、会期中会場内で何度かすれ違った時は挨拶してくれて嬉しかったです。おかげで、SVという団体に興味が湧き、現在別の学会のSVに応募中です(当たってくれ..)。
SVと言えば、凄い出会いがありました。会期中、ポスターが剥がれてきたので、ガムテープが無いかと近くのSVに尋ねました。そして、ガムテを持ってきてくれ、無事貼り直すことができたのですが、日本人のSVだったので、そのままSVに応募した経緯や所属を聞いていました。すると、なんと私が所属する大学の学科に来年から編入することが分かりました。驚きでした。学会終了後、他のSVグループと混ざり、レセプションの会場まで、一緒に同行させてもらいました。その時、「入学したら(当時所属していた)研究室に入ってよ」と言ったのですが、彼は2020年現在、その研究室に所属し、研究を頑張ってらっしゃるようです。私の発言が関係しているかは分からないですが、凄い縁です(彼は優秀と聞きました)。ポスター剥がれていて良かった。
レセプションでは多くの研究者、他大学の学生、SVの方々と話すことができました。コミュニケーション能力が高い方が多い印象でした。
あと電通大のkjmt研の方には、ホテルまでのバスに同伴させてもらったり、何かとお世話になりました。この場を借りて、お礼申し上げます(届くかな...)。またどこかでお会いできたら嬉しいです。
楽しかったなあ..😇
授業は先生に事情を伝えて休み、発表の休憩中に授業の出席課題を解いたり、夜中に課題をやったりと正直大変でした。当時は学部2年で授業が多く、研究とバイトとサークルの両立はかなり大変でした。その事について思う事が結構あるので、また記事を書きたいと思います。
最後に自分の研究についてです。以下がプロジェクトページになっています。
digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp
二面角コーナーリフレクターアレイ(DCRA)を使用した新しい眼底撮影法を提案します。DCRAには、光源を面対称位置に結像させる機能があります。この機能を用いて、DCRAを使用して眼球内または眼球上に仮想カメラを生成し、眼底にある網膜を撮影します。提案された方法では、目の動きに頑健な、波長非依存性を持つ簡易な光学系を実現します。
そして、共著で当時の研究室の先輩、Otao先輩には大変お世話になりました。研究への考え方や論文の書き方、他にも人生観など、多くの事を教えていただきました。学部1年次から面倒を見ていただき、本当に感謝です。私も背中を追っかけられるよう頑張ろうと思います。