UX design week13 ‘Useful Services for Job Hunting’.
13週目の記事になります。
今週からは先生が変わり、UX Role関連の話やレジュメ・LinkedIn・ポートフォリオの作成の方法についてなど、プラティカルな内容に入りました。
今回は授業で聞いたUX関連職の給料事情と外資IT企業におけるUX系の就活事情についてまとめておきます。
UX関連職の給料事情(2022.12 時点)
Here are the Glassdoor estimates for a few other UX-related roles in the US
- UX/UI Designer: $90,014
- UI Designer: $93,440
- UX Strategist: $112,146
- Product Designer: $105,448
- UX Writer: $73,097
- UX Researcher: $93,043
- Interaction Designer: $114,381
すぐに変動しそうですが、今はInteraction Designerの需要が高いのでしょうか。またUX Strategistが他と比較して高いのはビジネスに関するより専門的な知識と経験(経営学やら統計学)が求められるからでしょうか。あとUX Writerは他と比較して頭ひとつ低いようです。正直これらの職種の切り分けがイマイチ分からないのですが、授業ではそれぞれの職種における生々しい給与事情についての話がありました。
Salary for UX designer from Glassdoor
- San Francisco: USD $127,000
- New York City: USD $120,041
- Singapore: SGD 10,025 /mo
- Toronto, Ontario, Canada: CA $86,383
- London, United Kingdom: £59,951
- Berlin, Germany: €56,695
- Hong Kong: HK $73,000
- Japan ¥6,405,085
他の国と比べてやはり日本が低い傾向にあるのがわかります。アメリカは飛び抜けていますが、他の国も800~1000万あるのに比べて日本が650万付近なのはなんだかな...というお気持ちです。日本の物価が安いという前提はあるとは思いますが...。
そもそもこのGlassdoorの給料の集計方法に疑問があるので一概には言えないですが、日本が低い傾向にあるのは非常に残念です。
デザイナー(エンジニア)就活に役立つ海外サービス
外資IT企業の倍率数百倍に及ぶポジションを勝ち取っている学生は一体何をしているのか、ミートアップに参加して直接話を聞いたりネットやSNSで調べまくって何となく分かってきたのでメモ程度に残しておきます。
やってること
- 授業やブートキャンプで制作したものをもとにポートフォリオを作成
- トップ企業で活躍する現役デザイナーorエンジニアのメンターを見つけてポートフォリオやレジュメを何度も壁打ち
- コミュニティに所属して人脈を作ってリファラルを得る
では次に上記の項目をどうやって実行するのか、どうやってメンターを見つけるのか、下記に書いておきます。
知っておいた方が良いサイト。
1. Cofolios
GoogleやApple, Adobeといった外資のトップIT大企業のインターンを勝ち抜いた最強学生たちのポートフォリオを沢山見ることができるサイトです。このポートフォリオを見ると倍率数百倍のポジションに通ったことが納得です。クオリティが違います。日本で就活するとしてもこれらのポートフォリオの構成はとても参考になります。
ケーススタディも特集されているので、何をどのようなストーリー構成で載せるべきかここで学ぶことができます。また、オフィスアワーが利用でき、インターンに通った経験のある優秀な学生たちと直接面談することが可能です。素晴らしいサービスです。日本でもデザイナー就活サイトで学生のポートフォリオを多く見ることができますが、Cofoliosのように難関のインターンに通過し厳選されたポートフォリオをまとめてみることが可能なサービスはまだ見たことがないです....。
2. ADPlist
こちらも素晴らしいサービスです。世界中のエンジニア/デザイナーの方と面談することができ、メンタリングをしてもらうことが可能です。なんといっても初回の面談なら何度でも無料で利用できるのが大きい利点です。私も実際にこちらのサービスを利用してG社やA社の現役のデザイナーの方達にレジュメやポートフォリオチェックをしてもらったり、普段どのような仕事をしているのか、やりがいや勉強法について伺ったりしました。無料でメンタリングしてくれるので使ったものがちだと思います。こちらのサービスは海外のエンジニア/デザイナー就活生は結構使っているようで、認知度もかなり高いようです。
3. Design Buddies
学生向けのデザインコミュニティになります。UI/UXに関するコミュニティイベントが開かれていたり、デザインTipsについてNotionでまとめられていたりと便利な情報を得ることができます。またdiscordで情報を共有したり、ここでコネクションを作ることも可能なようです。仕事も探せる点においては日本でいうvivivitやRedesigner for Studentのに近しいものです。私もdiscordに参加しておりますが、頻繁にコミュニケーションや情報共有が行われている印象です。
以上海外のデザイナー就活事情でした。アメリカやカナダは、基本的に日本の企業と比較して倍率が激高なので多くの学生は早期の段階から戦略的に就活をしている印象を受けました。私は日本で就活するので直接は関係ないですが、こういう話を聞くのはとても面白かったです。
余談
最近ハンターハンターを観ています。ようやく100話まで来ました。激アツすぎて夜な夜な泣いています。