UX design week16 ‘Double Diamond’.
Happy New Year!!! 2023年になりました。初めての海外年越しで、年末年始はSeattleとYukonに行ったり、North Vancouverでスキーをしに行ったりと大変充実しておりました。2022年の振り返りと2023年の抱負について別途記事を書こうと思います。
さて、16周目の記事になります。今回はDouble Diamondについてしっかり復習しておきます。ここにきて今更な気がしますが、基礎だからこそ確実に理解しておく必要があります。授業が英語なので日本語での言い回しに所々不自然な点があるかもれませんが、許してください。
デザインシンキングはイノベーティブな方法で問題を解決するアプローチになります。今回扱うDouble Diamond Model はデザインシンキングの一つであり、2005年に英国のDesign Council(協議会)によって発表されました。2つのダイアモンドが並んで発散と収束を繰り返しており、4つのプロセスを明確に視覚的に表しています。一つ目のダイアモンドは"Design the right thing"、正しい問題を見つけることが目的にあり問題の洗い出しを行う"Discover"と問題の絞り込みを行う"Explore Define"があります。二つ目のダイアモンドは"Design things right"、正しい解決策を見つけることが目的にあり解決策の洗い出しを行う"Develop Test"とフィードバックを反映させながら解決策の絞り込みを行う"Deliver Listen"があります。
引用:Double Diamond (design process model) - Wikipedia
いくら素敵な解決策が思いついても、問題が的を得ていなかったら初めの問題の解決には至りません。そうならないために、問題に当たったときにすぐに解決策を考えてしまいがちですが、今が問題を探すフェーズなのか解決策を探すフェーズなのか、意識して取り組むことが重要になります。
ちなみに前述した英国のDesign Councilが2019年に最新版のモデルを出していました。途中のプロセスで反復することが追加されているようです。授業では扱いませんでしたが、下記に詳細が書いてあります。
過去に行ったグループワークでもこのDouble Diamondを参考にプロジェクトに取り組みました。ここ1ヶ月授業においてもこのDouble Diamondのプロセスを踏みながらグループワークのプロジェクトを行っています。この方法は自分の私生活の問題にも役立ちそうです。例えば、残りの休学時間をどう有意義に過ごすのか、この方法で考えてみるのも良いかなと思ったり。
Double Diamondはデザインシンキングを行う上で欠かせない知識なので大脳皮質に刻んでおきます。
余談ですが、このDouble Diamondを提唱した英国のDesign CouncilのWebサイト流石にちゃんと作り込まれていて見ていて良い気持ちになりました。言い回しも素敵なものが多かったです。組織のミッションはシンプルで"Design for Planet"です。
“If you’re not designing for the planet, what planet are you on?”
Kate Raworth, economist and author of Doughnut Economics.
我々の惑星のためにデザインを通して気候変動の問題に取り組むことを掲げています。
"It's time for design to shine"もシンプルで好きです。Historyのページにあるタイムラインも英国の長いデザインの歴史が探索できて面白かったです。
以上。